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2012年10月18日

気概を持った教育とは

 東京大学の大学病院がテレビ報道に出演しているのを見て、なぜかふと頭をよぎったのが、「教育」の目的でした。

 まず、思い浮かぶのが学校教育による義務教育の目的ですが、社会に出て生活を営んでいく上で必要な基礎能力をつける環境を形成することでしょう。

 しかしこれには、段階があります。

 幼児教育の段階で、人格形成につながる道徳心を学ぶ教育を必要十分に行うこと。具体的には、家庭でのしつけ、学校での道徳の授業、友人とのコミュニケーションなどをとおして、人と人とのつながりが構成する社会での生き方、その中で自立して生きていくという人間関係の摩擦が織りなす葛藤から自己を形成していくという人格形成過程が重要です。そこでは、まだ子どもは自分で主体的に学ぶ能力が不足しているので、大人がしばしばきめ細かく指示する必要があるように思います。
 最近では、中間的な関係性として地域の自治会・青年会の青年との交流も頻繁に行われるようになっているようですね。先輩と一緒に地域を清掃しきれいにする、先輩からエイサー・三味線などの伝統芸能を学ぶ、その交流の中で先輩から社会の秩序、社会の中での人との付き合い方を学んでいくのですね。

 小学校低学年くらいには、人格形成もほぼ完了し、低学年らしい幼さも含んだ自己が出来上がっていきますね。
 この段階から、社会に効果的に成果を上げていくための生きるための総合力をつけていくと、3段飛びの要領でジャンプするまでの溜めとなり、成果を出すためのジャンプが飛躍的に伸びることにつながります。

 その総合力とは、私が尊敬する明治大学文学部の齋藤孝教授によると、3つの力が構成するものだといいます。

 1つは、段取り力、1つはコメント力、残る1つはまねる盗む力です。

 この1つ1つは実に示唆に富み、成果を上げるための効果的かつ合理的な実践的能力です。そしてその能力を育成する教育が、人と人との関係で構築される社会に対し効用をもたらす健全な夢を育む「気概を持った教育」になると考えています。

 この生きるための3つの力を、「教育」というカテゴリーでは齋藤先生のお言葉を借りながら考えていきたいと思っています。

 よろしくお願いします。

 末尾になりますが、いつも最後までお読み頂きありがとうございます!

 ふたばふたばふたばふたばふたば
 
 


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Posted by ひるとん at 10:26│Comments(2)教育
この記事へのコメント
ひるとんさん、お久ぶりです。

基本的な人格は、幼年時代に出来上がってしまうものなのですね。
非常に勉強になりました。

私も子供ができたら、自立を促す良い環境で育てていきたいと思いました。

ひるとんさんの子供さんも、どの様に育てていくか、楽しみですね☆
Posted by みーくん at 2012年10月21日 14:58
みーくんさん、いつもコメントほんとうにありがとうございます。!(^^)

私は、まず齋藤孝先生を偏愛しておりまして、その齋藤先生から見た教育観に大きく触発・共感され、私の教養の面の中で教育感が関心のある分野になりました。子どもに対して、年下に対して、時には年上の部課に対して、教育の要素が出てくる場面が多くなるとも思うので、できれば、今後は教養に留めるのではなく、実践的な哲学にまで高められればなとも思います。

みーくんさんの子ども、楽しみですね!みーくんさんなら自主性・創造性を持った素晴らしい子どもが育てられますよ!!(^^)
Posted by ひるとん at 2012年10月26日 09:40
 
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