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2012年12月13日

総合学習が求めるもの ~領域をまたぎ越す力~

 皆さんは、冬が好きですか、夏が好きですか?好きな季節についての理由も人ぞれぞれ違うでしょう。冬はおしゃれが出来るから、夏のうだるような暑さより冬の方がましだから、、、。その人その人の理由が出てきそうですが、そういう自分の好みというのを追っていると自分はこういう傾向のものを好むのかと新たな発見があるかもしれません。私は最近は夏がすきだったのですが、今は冬も悪くないなという好みの変遷の渦中です。冬の寒気が大陸から舞い込み・・・などとの気象情報を聞いていると、シベリアの極冬を必至にまたは創意工夫しながら生き抜く人々の息吹が混ざった空気が、遠く私たちの地域にまで届いている、どういった生活をしているのだろう、それでも私たちは一緒の地球人だ、などと遠くのことに思いをはせたりしています。

 さて、最適なコンセプトの立て方を考えており、先には、具体的すぎるコンセプト、例えば「計算力」や「走力」などでもダメであるということを見てきました。

 では、どういった具合のコンセプトを立てたらいいのでしょうか。

 現在のような学校において総合学習のような授業枠が導入されるようになった背景には、教科を横断的に貫いていく思考の在り方が求められるようになったことが挙げられます。自分の経験をさまざまな観点から捉え、その後の活動に生かすような、経験と思考の循環回路を技として身に付けていくことが、一層求められるようになりました。
 これからの教育においては、さまざまな教科の勉強が、有機的に絡み合うようにすることが必要です。

 さらには、教科の枠を超えていくというだけではなく、学校の勉強と仕事といった領域を異にする経験をまたぎ越す力が、今、求められています。

 齋藤先生は、「それだけに、領域が異なっても通用する力の設定、さまざまな領域において、横断的に通用する力のコンセプト作りが重要になってくる」と述べています。
 「そのような領域をまたぎ越す力のコンセプトを共通の目標として設定することには、大きな効果がある。そのもっとも大きな効果の一つは、すでに経験してきているさまざまな領域における活動経験を結びつけることができるようになることだ。各教科での活動や遊び、スポーツや日常生活での出来事などを、こうしたコンセプトによって地続きにすることができる。」そのような力を設定することにより、領域をまたぎ越すような力を鍛え上げることができるという発想につながります。
 もちろん万能の概念ではないのですが、そう考えることでなんだか、ワクワクしませんか。

 次は、このような力の設定の仕方を追って見ていきましょうね。

 末尾になりますが、最後までお読み頂きありがとうございます。

 ふたばふたばふたばふたばふたば
 
 
  



Posted by ひるとん at 10:03│Comments(0)教養
 
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